「    第13回関西OFF会レポート」  2003年11月2日





    第13回関西OFF会レポート



秋のやさしい朝日が差し込むテラスで オスカルとヴィクトールは食後のカフェを

飲んでいた

オスカルのブロンドに 朝日がキラキラと輝いている

しばらくそのさまを眺めていたヴィクトールが オスカルに声をかけた

「さあ そろそろ出かけましょう」

「そうだな 今日は 関西OFF会だ

 この前の大阪OFF会は 夕食に間に合えば良かったが 今回は朝からだからな

 今度のOFF会も 大勢来るのか?」

「多いですね 幹事の紫子嬢を入れて20人です」

「初参加が多いとも聞いているが?」

「ええ 8人が初参加です さあ 参りましょう」

オスカルの頬に口付け 優雅にエスコートをしてOFF会会場へと向かう

「おい hitomi殿と麻生玲殿、四季花殿しかいないぞ 幹事や手伝いのとまと殿は

どうした」

「もう来る頃でしょう さすがに今回は 間違わないと思いますし」

「そうだ 幹事の紫子殿は 前々回のOFF会は 最寄り駅を間違えたんだったな

 今回は 前回と同じ会場だから 間違えはしないだろう

 おっ 来た来た まあ 約30分前だから よしとするか」

はじめましてのひろりん様、minato様、ビビアン様、ゴマちゃん様

大阪OFF会に続いての参加でも関西OFF会は初めてのるな様、 1次会初参加の色夢

虫様、お久しぶりのカスタード様、カイト様、松葉様、奥代様

開始時刻と前後して 続々と集まってくる参加者たちですが…

「あれ 10時をとっくに過ぎてるのに まだ来ていないやつがいるぞ」

軍隊育ちのオスカルは 時間にはうるさい 少々いらいらし始めたオスカル

同じ軍隊に身を置くヴィクトールではあるが こちらは何処までも優雅

「ももじろう嬢、ももたろう嬢、無窮嬢、torish嬢は遅くなると連絡が来ていますが

 Minerva嬢は どうしたんでしょうか」

そうこうしている内に ももじろう様一家(?)到着  しかしMinerva様がまだ来ません

しかし時間が無いので 全員が揃わないまま OFF会開始 まず自己紹介から

HNとベル歴をそれぞれが告白

連載開始時には 生まれていない人 6巻や7巻が出会いだった人 なんと8巻が

出会いだった人も!

そうこうしている内に Minerva様到着

「あわててやってきたから ゼーゼー言ってるぞ」

「ああ 令嬢がおいたわしい 何でも 1度駅まで行ったのに 暑くて着替えに

帰ったそうです」

「そういえば 暑いな もう11月だというのになんなんだ この暑さは」

「それにこの部屋は 密室ですからね。 ドアを開けたらうるさいし 窓を開けたら

令嬢方が持ってきてくれた“お宝”が 飛んでしまいますからね」

「お宝と言えば ほら この間発売になった“イラスト集” おまえ 載ってないんだって?」

「…仕方がありませんよ アンドレですら最近やっと主要キャラに加えてもらったばかり

ですからね

 私なんて 全編通して40ページも出ていないんですから(泣)

 それに アランも載っていないらしいですよ」

自己紹介が終わる頃には お昼を回ってしまいましたので 近くのスーパーまで買出しに

「しかしよくしゃべるなあ 食べながらもしゃべってるぞ

 あっ  そうだ 自己紹介で気がついたが “連載開始第1週”から読んでたのは

 Minerva殿だけみたいだな hitomi殿で10週くらいだとか

 なかなかいないものだな 最初から読んでた奴って」

「当時のマンガの地位は 低かったですからね それに 1ヶ月300円や500円の

小遣いでは週刊なんて なかなか手に入らなかったのでしょう」

ほうっておいたら何時までもしゃべっていそうな勢い しかしそうもかないのでゲームを

始めることに

「今回は 新しいゲームがあるようですよ “セリフでビンゴ”

 あらかじめ原作の中から名セリフを選んでおいて 参加者にそれでビンゴカードを

作ってもらって幹事が セリフを引くそうです ところが 幹事の紫子嬢の考えた

セリフは多すぎて6回もビンゴをしないといけないそうですよ」

「6回!? いったいいくつ考えたんだ?」

「約170ですね」

「170!? そんなにも… しかし “うわ〜ち”とか “いやああーーーッ!!”とか “血

…!?”が名セリフか?“ルイ・アントワーヌ・レオン・フロレル・ド・サンジュスト”これなんて

名前じゃないか」

「まあ 幹事の趣味ってことで許してあげて下さい

 あと“隊長 あそこに馬車が…”も入れようとして お手伝いのとまと嬢に止められたそう

ですよ」

「そんなものまで入れようとしたのか? だが わかる気がするな 見てみろ

後半バージョンの最初おまえのセリフばっかりだぞ “隊長 お久しゅうございます”

も 紫子殿にとっては 名セリフみたいだな」

ビンゴゲームの後は クイズ大会(?)

「今回のクイズは ほとんど早押しクイズらしいぞ 誰だ?早押しと聞いて

机をたたく練習をしているのは?」

「奥代嬢です なんて素直なかわいらしい方でしょう」

「ふん! 悪かったな 素直でもかわいらしくも無くて!」

「ふっ そのようなこと… 私はあなたのそのわがままなところも好きですし それに 

十分にかわいい女性です」

そう言いながら ヴィクトールはやわらかいオスカルのほほに口付ける

「そうか…」

恋人モードに入っていきそうな2人を 現実に戻してしまうクイズが始りました

「大勢の手が上がるなぁ いったいどんな問題なんだ?」

「あなたの誕生日とか ロザリーの姉上の名前、ポリニャック夫人の言った名セリフ、ソフ

ィアって誰?とか」

「なんと! でも面白いぞ アンドレはどっちの眼を怪我したかって問題 みんなちょっと

考えてる」

「余りにも簡単すぎて 考えもしないことなんでしょう」

「それにしても Minerva殿 すごいなあ あれはかなり原作を読み込んでるな

必ず手が挙がってる」

「そういえば言ってましたよ 某劇団でベルばらが上演された時は 毎朝夕原作を読んで 

“リセット”して観に行ってたそうですから

 それにしても ももじろう嬢は あなたについての問題になったら 眼の色を変えて

手を上げてますね」

「それはそうだ 彼女は私の大・大・大ファンだからな そうだ 熱い投げキッスなどを

ふっ…

 それと 紫子嬢はおまえが好きなのではなく 私を幸せにするおまえが

好きなんだからな 私を不幸にしたら 即嫌われるぞ」

「ああ それならご心配には及びません 私があなたを不幸にするなど 絶対にありま

せんから」

「ヴィクトール…」

熱い抱擁が熱い口付けに変わろうとした時 なにやら室内が騒がしくなりました

「な、なんだ?何が始まるんだ?」

「OFF会名物 カルタとトランプですよ 机の移動をしているのです」

「カルタって 例の付録のカルタか?」

「いいえ 今日のカルタは 先日の関東OFF会で四季花嬢が作った

原作バージョンのカルタです」

「でもやっぱり無いんだろう “愛しのヴィクトール”…」

「原作の私は “愛しの”ではなく“振られる”ですし 名前も無いんですよ

ついでに誕生日も… だから仕方がありませんよ」

「仕方が無いか… でもこっちの世界では“愛しのヴィクトール”だからな…

愛している…」

「私も 愛していますよ オスカル」

完璧に自分たちの世界の突入してしまった2人にかまわず(見えていないんだから

当たり前ですが)

表彰式が始まりました

第1位は 文句無く Minerva様 2位はももじろう様 3位は 初参加の無窮様です

皆様 おめでとうございます

参加者全員に景品が行き渡ったところで お開きとなり 2次会3次会へと繰り出します

2次会へは12人が参加しました 場所は当然!【ANDRE】です

「こんな早くから もう飲むのか? まあ よくしゃべってのども渇いただろうし よし!私も

1杯頂こう」

「ほどほどにしてくださいよ 今日はお泊りではないんですからね」

「わかってるさ まったくうるさいんだから まるでばあやだな」

「何かおっしゃいましたか?」

「い〜や 何も! おい さっきからやたらと注文を聞きに来てないか?

もしかして追い出したいのかな」

「そんなことは… でも もう覚えられているでしょうし コースターも2枚渡したし

帰って欲しいのかもしれませんね」

そんなこんなで 遠方から参加の松葉様が帰るのを機に

早くも3次会【ヴィクトール】に移動

「もう3次会か? 今日はやけに早いな」

「ええ ですからさっきhitomi嬢が言ってましたよ 『後で私の部屋へ』って」

「……私たちも行くのか? hitomi殿の部屋へ」

「そうですねー 夜遅い時間にご婦人の部屋を訪問するのはどうかと思いますが

レポートしなくてはいけませんから

 それに大勢ですから いいのではないでしょうか あなたもご一緒ですし」

そういうわけで(どういう訳?)今回は 4次会までレポートできます

ホテルの中は 静か〜に移動 はーい ここがhitomi様の部屋ですー

「おい ベットの上でなにやら始めたぞ」

「人聞きの悪い 言葉に気をつけて下さい マッサージではありませんか

 色夢虫嬢がMinerva嬢に マッサージをして差し上げているんですよ

気持ちよさそうですね」

「…帰ろう ヴィクトール」

「そうですね 帰りましょうか では皆様 おしゃべりもほどほどにしてお帰りくださいね

紫子嬢 また呼んでくださいね

そうそう 最後になってしまいましたが 私からのささやか愛を受け取ってください

ふっ…(投げキッス)」

「こら!!」

天国に帰った2人 まったりほっこり ヴィクトールの腕の中でまどろみながら

今にも寝てしまいそうなオスカル

「ねえ みんな楽しんでくれたかな?」

「そうですねー 幹事が幹事でしたから… 4W1Hも出来ませんでしたし

 これに懲りずに またたくさん集まってくれるといいですね」

「まあ みんなhitomi殿を慕って集まってくるんだから 大丈夫だろう

 ふぁ〜 もう寝る」

「おやすみなさい オスカル いい夢を…」