「第1回関東OFF会レポート」  2003年6月22日





<一次会=ルイ16世編>
〜ここは天上の園になぜかあるベルサイユ宮・ルイ16世陛下の間〜

諸君、元気で過ごしているだろうか。
日本は梅雨真っ盛り。体調を崩していたりはしないだろうか?

先日は王妃が関東OFF会にこっそり、いや諸君の目には
見えないのを言いことに正々堂々と参加してあっちこっち
引っかき回してすまなかった。

きなこ嬢、あきあずき嬢、浮世絵嬢、紫子嬢、とまと嬢、
ニコラ嬢、chanmi嬢、香澄嬢、カオリ嬢、あやか嬢、
柴さん嬢、eruni嬢、ぼんたぬき嬢、小手毬嬢、
若紫様、都さん嬢、まるほ嬢よ。

申し訳ない限りである!さぞや王妃が迷惑を…え?
そんなの気にしている暇はなかった?

ありがとう、そう言ってもらえると
余の良心の呵責も少しは和らぐというものだ。

何せ王妃ときたら念願の「hitomiの部屋OFF会」を見学
(進入とは言わず誤変換する余を許してほしい)
できたものだからすっかりハイテンションモードぶっちぎり、
帰宅した夜もさぞや疲れているだろうと出迎えた余を相手に
明け方まで延々と報告を繰り広げ、それでもあき足らずに今日は
オスカルを招いてしゃべり続けておる。

(気の毒に、アンドレは控えの間で待たされることすでに数時間だぞ)

しかし楽しかったようで何よりだ。

なかなか盛況だったそうな。
一次会では「お断り」を出すほどご令嬢方の申し込みが殺到、
主催者のhitomi様は苦渋の決断でお断りメールを出されたと聞いておる。
おいたわしいことじゃ。
事前に漏れ聞いた王妃は四季花の怠慢じゃと叱責メールを送ろうとしたが
さくや様、vivian様ともども必死で準備に奔走しておられると聞いて
余が宥めたのじゃ。
しかし、次回はもっと広い会場が必要ではあるぞ。

かくゆう余も、本心は参加したかったのだ。
何といっても「hitomiの部屋」はわがお気に入りの筆頭、
関西オフレポは暗記できるほど繰り返し読んでいるのだからな。
初めての関東OFF会がどう進行したのかそれはもう親心に似た思いで
王妃の報告を待っていたのじゃ。

「アバウトに申し上げますと」
と前置きをして王妃が語ってくれたところでは
お宝展示からゲームタイムまで、関西OFF会をなぞったような構成だとか。
うーむ、独創性がないと糾弾すべきことだが、四季花筆頭に幹事メンバーは
関西オフレポに垣間見える楽しさを関東でも是非体験すべし!
とホクホクしながら準備に励んだそうじゃ。
具体的には

(と言って「進行表」を手にする陛下)

王妃が持ち帰ったものじゃがこのリスト、
四季花の汚い字が見にくいのう…おお、こ、これは!
やっぱり余も参加すべきであったぞ〜〜〜っ

(「お宝リスト」に目が釘付けになっている陛下)

映画とアニメ初放映時のスクラップ帳、実写映画のパンフレット類&ポスター、
ポケットティッシュ、週マのプレゼントの絵皿&バッグアクセサリー&手帳
宝塚ベルサイユのばら関連本&ポスター、池田先生お礼おはがき、
東急百貨店イベント「オスカルのクリスマス」の手提げ袋、
レリーフストラップ、車内吊りポスター…etc。

よくもまあ、これだけのお宝が集まったものじゃ。
王妃がデジカメを忘れたものだから余は想像するしかないのが、く、悔しい。

これは内緒の話だが、王妃と来たら
「ベルサイユのばらとはわたくしのことですのよっ」
オスカルのイラストがメインで自分のイラストが少ないことに
ひどく腹を立てたらしい。
護衛のジェローデルがあとでこっそり報告してくれて発覚したのだが
ご令嬢たちに殺気が伝わらなくて何よりであった。

「ご令嬢たちのお宝に寄せる思いをお感じになった陛下は
寛容の精神にてお心を鎮められたと拝察いたしました」
とジェローデルは所見を述べておったが、
20年以上も昔の品々を大切に大切にして来られたご令嬢たちの
思いは王妃にも伝わったはずだ。
何より王妃自身、オスカルが大好きだからな。

三々五々麗しい貴婦人たちが集まったところで四季花が開会宣言、
hitomi様がご挨拶をされた。
奥ゆかしいご挨拶に王妃は感銘を受けたそうな。
初めてhitomi様にお目にかかるご令嬢たちも同じ思いだったのか
そのあとの「自己紹介」ではご令嬢もやや緊張した面持ちにて恥ずかしそうに
「hitomiの部屋」「ベルサイユのばら」
に寄せる思いを語っておられ王妃の目には本当に微笑ましく映ったそうな。
うむ、想像するだに麗しい光景でないか。

「自己紹介」のあとはゲームコーナー。

まずは「クイズベルオネア」。
関西オフレポにてご紹介済みだが、関東でも挑戦したそうだ。

質問は全部で9問。
素敵な賞品をかけて4択問題に挑戦していただく形式だが、
あまりにもマニアックすぎて、問題を聞くなり怯えてしまわれたご令嬢も
いらっしゃったそうな。なんとおいたわしいことである。幹事の采配ミスじゃっ。
しかし一度「残念」を取ってしまったご令嬢が果敢にもリベンジに挑戦
してくださったり、幹事の四季花はかなり嬉しかったそうな。

話が前後するが、クイズの賞品はなかなか豪華だったとか聞いておる。
王妃は、ものすごーく欲しかったらしく…

天界に言ってまで贅沢を望むとは、不謹慎極まりない?!

う、うーむそれはそうじゃが、余も話を聞いて思わず
「ファイナルアンサーっ」
に挑戦したくなったのだよ。

MC10巻セット、ハイグレードフィギュア2種類、
セイカのスケッチブック、オスカルの携帯ストラップ、
変わったところで、○立のエアコン広告のコピー、etc。

中には参加を断念なさったご令嬢が寄贈してくださったお品もあったと聞いた。
なんとも麗しい話ではないか〜〜っ

(そこへ王妃様がオスカル謁見を終えてご帰室あそばされました)

「陛下、何を感動モードに浸っておられますの?」
「OFF会の賞品の話じゃよ」
「あれはhitomi様のご人徳の賜物ですわ」
「同感じゃ。hitomi様主催のもとであるからそれほどの品々が集まったのであろう…
ん?王妃、その手に持っておるのはなんじゃ?」
「これでございますか?hitomi様お手製のお土産のウ・チ・ワ!ですわ(はあと)」
「ちょ、ちょっと余にも貸してくれ。オスカルとアンドレの絵がなんとも麗しい団扇ではないか」
「さっきオスカルに見せましたら、アンドレの絵を見てポッと頬を染めておりましたわ〜」
「懐かしいおリボンアンドレじゃな。ん?王妃、そなたこれと同じものを以前持っていなかったか?」
「これでございますか?」

(と言ってお宝箱?から関西OFF会お土産団扇を取り出させる王妃様)

「やっぱり同じではないか〜」
「よーく御覧なさいませ。同じじゃありませんわよ」
「王妃よ。hitomi様は本当に細かいお気遣いをなさる方なのだな!余は惚れ直したぞ〜っ」

諸君、余は感激したぞ。
hitomi様は関西OFF会と関東OFF会のお土産を「同じイラストを反転」させて作成なさったのだ。
なんという芸の細かさ。これであれば、東西制覇組のご令嬢は「同じ団扇」を手にすることなく、
なおかつ東西の連帯感も味わえると言うもの…

「陛下。またトリップされていますのね」
「わが敬愛するhitomi様に思いを馳せておっただけじゃ〜」
「謁見が終わったらわたくしの労をねぎらってくださるお約束じゃありませんでした?」

(と言って優雅に右腕を差し出す王妃様)

諸君許してくれ。
王たる者も、妻の労はねぎらわなくてはならないのだ。

(と言って手もみマッサージを始める陛下)

「ったくこんなになるまでカルタ取りにエキサイトするとは」
「だって楽しいのですもの〜♪」

王妃の右腕筋肉痛の原因、それは次なるゲーム「カルタ取り」である。
なんと3回も繰り返したそうな。

回数もさることながら、王妃も含めてご令嬢方が俄然エキサイトした原因は
カルタの絵柄、それから読み札の台詞であろう。

あ…アンドレ!
い…行かせるもんか。た、隊長に言ってやる!

な具合で46枚の札が読み上げられれば、慎ましやかなご令嬢たちとて
体育会系のノリで挑まずにはいられまい。
というのが王妃、ならびに余(とジェローデル)の所見ではある(笑)。

「王妃よ、そなたの絵はちゃんと登場していたのか?」
「ちゃんととは失礼ですわ。もっちろんどアップのわたくしが美しくプリントされておりました」
「よかったのう」
さすがは幹事軍団、オスカルやアンドレがたくさん採用されているのに
王妃が入ってなかったらあとでどんな目に遭うか知っていると見える。

「優勝なさったのは」
「カオリ様、小手毬様が賞品のカルタをお持ち帰りになりましたわ」
「…手作りカルタか。綺麗だったのかな」
「多少切り口はギザギザでしたけど、皆さん喜んで下さったようですわよ」
よかったよかった。

そして次なるゲームはというと、これまた「クイズ」だそうな。

「王妃よ、いったいいくつ質問を用意してあったのじゃ?」
「簡単系、難し系でそれはもうたくさん」
「わかったか?」
「いえ、さっぱり」
わが王妃のことゆえ、この回答だがご令嬢たちは一生懸命頭を悩ませ勘を働かせ
手を挙げ回答してくださったらしい。
体育会系ゲームのあとゆえ、頭の体操はお辛くはなかったか
ちょっと余は心配である。

「体育会系ゲームはほかにはなかったのな?」
「ございましたわよ、関西OFF会名物のあのゲームが」
「王妃よ。4W1Hがいつから体育会系になったのじゃ」
「お聞きになる方も大笑い、読み手に至っては地獄ですもの。
歯を食いしばらざるを得なくて頬や二の腕をつねっていましたのよ」
「それはもう立派な体育会系じゃのう。で、どんな文章が出来上がったのじゃ?」

「王妃よ、覚悟しておるから教えてくれぬか」
「よろしゅうございますか?」

満月の夜 湖のほとりで オスカルが アンドレと 馬に乗った

「そんなにおかしいかな。麗しい名文だと思うが」
「次、読み上げますわよ」

関東OFF会の日 セーヌ川で ロザリーが タマちゃんと 泳いだ
桜の花が散る頃 指令官室で オスカルさまが 勝負服のアンドレと オスカルさまを奪い合った
夏の暑い夜 ベルサイユ宮殿で ジャンヌが ディアンヌと 勘定でもめた
夏の暑い日 アラスの丘で 赤いスカーフをなびかせたアランが ブイエ将軍と 「薔薇は美しく散る」を熱唱した

「陛下?もう、陛下ったらちゃんと聞いてくださいませ。
hitomi様も登場なさったのですよ、陛下〜〜っ」
「な、何?hitomi様もとな…王妃よ、笑いすぎて苦しいが聞かせてくれ」

アニメベルばらの最終回の日に 鏡の間で ロザリーが hitomi様と、NOVAうさぎのダンスをした

「引きつけおこしていらっしゃいますわよ!」
「ゆ、許せ王妃、く、苦しいぞ。読み手はさぞや大変であろうな」
「四季花が担当でしたけど、笑いをこらえるのが地獄の苦しみだったようですわ」
「それはそうであろう」
「最後は小手毬様が交替してくださいました」
「小手毬様はご無事だったのか?」
「最後に大ヒットが出ましたわね」
「覚悟するから教えてくれ」

嵐の夜 王妃の寝室で フェルゼンが アンドレと 赤レンジャーは俺だ!!と激しくもめた

「陛下?!まあ大変、真剣に引き付けを起こしていらっしゃる。
ジェローデル、すぐにお医者さまを!」
「はっ」

(走り去るジェローデル。
説明が遅れたが彼はマッサージで筋肉痛になりかけていた
陛下を案じておそば近く控えていたのであった。
もちろんこの貴公子が上の名文に笑ってはならじと
歯を食いしばっていたのは言うまでもない)

<二次会と三次会=オスカルそしてアンドレ編>

諸君、王妃様から陛下が急な病と伺って、
わたしことオスカルが関東OFF会レポの続きを語ることになった。
天上にてアンドレと水入らずの穏やかな日々を過ごしているわたしだが、
ハイテンションモードでご帰還遊ばした王妃様のお召しにより、
関東オフ会の一部始終を拝聴したのはつい先日のことだ。
恐れ多くも少女の頃のようなあどけない表情で
楽しかった約10時間の様子を語られる王妃様に、
わたしもついつい笑いを抑えることはできなかった。

みなさん、わたしをはじめとして、アンドレ、フェルゼン、アラン、ジェローデル、わが父上、ル・ルー…
すべての者たちへの熱い思いを語ってくれてありがとう。天上から感謝のベーゼを送りたい。

おいおいオスカル、ちゃんと報告してからにしてくれよ。
まったく、お前も一度笑い出すと止まらないんだからな。
王妃様のお話に笑い転げてろくにメモも取らずに帰ってくるんだから。

皆さん、長くなりますがあと少しだけこのアンドレに付き合ってくださいますか?

爆笑につぐ爆笑が会場を包んだ4W1Hのあとはクイズの成績発表。
栄えある優勝者は「小手毬様」第二位は「浮世絵様」第三位は「柴さん様」でした。
hitomi様お手製の表彰状を授与されました。

まだまだ語り合っていたいけれど時間は無常にも過ぎて行きいよいよ一次会お開きの時間に。
一次会にてお帰りになった、ぼんたぬき様、あやか様、柴さん様、本当にありがとうございました。
王妃様はゲームに夢中でゆっくりお話もできなったのが本当に残念だったそうですよ。
あ、俺もです(って参加してないって!)。

「痛っ!おいオスカルいきなり殴るな」
「アンドレ、いつの間にご令嬢たちのお名前を諳んじるまでになったのだ」
「これは幹事が書きなぐったメモだよ」
「ひどい字だな…お前、ずいぶん暗号解読力が進歩したのだな」
「おいおい(笑)。次行くぞ」

二次会会場へは中野から東京駅へJR中央線快速にて移動。
約21分の道のりはちょっとした遠足気分…と言いたいところですが
一次会で体力気力を使わせてしまった
ご令嬢方に移動をお願いしてしまってごめんなさい。
でも「東京駅付近なら」ということで二次会参加希望がどんどん増えて
結局一次会と同じ人数になったのは本当に嬉しかったです。

「一次会ではろくに食べられなかったから二次会は楽しい夕食会だったのか?」
「ああ、和食を食べながらの懇談会だ」
「なぜ和食なのだ?」
「東京にもアンドレやビクトールがあるといいんだがな(笑)」
「パスティーユやランブイエならあるらしいが遠すぎて断念したらしいぞ」
「次行くぞ、オスカル」
「うん」

「懇談会」と書きましたが、二時間あまり食べて飲んで、何より「語って」「語って」。
二次会から参加の若紫様、都さん様、まるほ様も加わってあっちこっちでベル話に花が咲きました。
若紫様がお持ちくださった貴重な「週マ扉絵ファイル」や「ばらベルサイユ」に皆さんの目はキラキラと輝いていました。
お料理よりもお飲み物がどんどん進んだのはおしゃべりの密度が濃かったためでしょうか(笑)?

あっという間の二時間が終わり、今度は三次会会場へ。ここでニコラ様、カオリ様、香澄様、cahnmi様がお帰りに。
また会いましょうねと手を振り合ってお別れしました。

当初三次会は5人ぐらい?という予想でしたが、東京駅まで数分というアクセスの良さか合計10名に。
定員10名の部屋に仲良く並んでさあ、おしゃべり!

これまた原作のお話から同人誌のこと、宝塚の舞台やアニメの話とベル話はとどまることを知りません。
結局一度もマイクを手に歌うことはありませんでしたが、さくや様の機転で音を絞って「薔薇は美しく散る」をBGMに使用(笑)。
なんとこのカラオケ屋さん、アニメがそのまま出てきたのには、皆さんびっくり&にっこり。
OFF会の最後を飾るちょっとした嬉しいハプニングでした。

三次会もあっという間に時間は過ぎて行きました。
お名残惜しいのはやまやまですが、日曜日の夜でもあり明日はお仕事という方もいらっしゃいます。
夜10時、三次会はお開きとなりました。
hitomi様を先頭に東京駅へのんびりと歩きながら、幹事四季花が感じていたのは心地よい疲れでありました。

カルタで右手筋肉痛になり、クイズで原作の奥の深さに挑戦、4W1Hで思い切り笑って。
日曜の午後の数時間を思い切りベルサイユのばらの世界に浸っていただいた参加者の皆様、ありがとうございました。
たくさんたくさんご協力をいただき、本当に幹事始めお手伝い役のさくや様、vivian様も感無量のひと時でした。

そして何より、hitomi様。
遠方から不慣れな幹事たちに的確な指示を送ってくださり、当日は朝早くから上京、
一次会から三次会までひたすら素敵なホステスぶりを発揮してくださり、
自由にやらせてくださったおかげで、なんとか無事終了することができました。
この場をお借りして、深くお礼を申し上げますm(__)m

「アンドレ、お前すっかり幹事モード入ってるぞ」
「そうか?いや、この謎文字を見てるとそんな気になるんだよ」
「でも楽しそうでよかったな」
「うん。みんなお前が大好きでベルサイユのばらが大好きなんだ」
「照れるじゃないか!」
「素直に受けておけ(笑)。王妃様もご機嫌だし最後までレポートできてよかったな」
「陛下は引き付けを起こされたがな」
「……忘れてた」
「革命前だったらお前、不敬罪で逮捕されているぞ」
「王室不敬罪は、ローアン大司教の罪状だっけ?」
「……カルトクイズは終わったんだーーっ」